上映内容2013

平成25年度文化庁優秀映画鑑賞推進事業“映画史に残る名コンビ、邦画の巨匠と女優編”

溝口健二監督と山田五十鈴、成瀬巳喜男監督と高峰秀子、増村保造監督と若尾文子、山田洋次監督と倍賞千恵子。監督と女優との宿命的な出会いによって生み出された名作を紹介します。

上映日時

11月22日(金) 9:10 開場

チケット情報

一日券(四本出入り自由/定員150名)
前売券・当日券とも
1本のみ500円 (税込)/1人
2本以上一律1,000円 (税込)/1人

※会場は常設映画館とは画質・音質とは違い、座席はパイプ椅子となっております。
 あらかじめご了承ください。

浪華悲歌なにわエレジー

上映開始 9:30[1936年・第一映画・モノクロ・スタンダード・72分]

原作・監督:溝口健二
出演:山田五十鈴、梅村蓉子、大久保清子、志賀廻家弁慶、志村喬

浪華悲歌
ストーリー

大阪の製薬会社で電話交換手として働くモダンガールのアヤ子(山田五十鈴)が、家族の経済的苦境を救うため、恋人がいるにもかかわらず、言い寄ってきた社長の囲われものとなるが…。男達の欲望と卑劣さと弱さの餌食になって転落していくアヤ子の姿を徹底的に冷ややかな視線で捉えた溝口健二の演出が見どころ。「キネマ旬報」ベストテン3位。

稲妻

上映開始 11:00 [1952年・大映(東京)・モノクロ・スタンダード・87分]

原作:林芙美子
脚本:田中澄江
監督:成瀬巳喜男
出演:高峰秀子、三浦光子、香川京子、村田知英子、根上淳

稲妻
ストーリー

それぞれ父親の違う四人の子どもたち。母はそれをそのまま受け入れて暮らしているが、末っ子の清子(高峰秀子)は姉や兄たちの身勝手で無気力な生き方に生理的に嫌悪を抱いている。次女の光子が飼っている子猫のように、弱々しい生きものとして周りの世話になりたくないのだ。この作品は下町の庶民の姿をいたずらに劇化することなく、静かに見つめているところに特徴がある。「キネマ旬報」ベストテン第2位。

特別企画

プチトークショー

(12時45分頃から)
邦画を愛してやまない二人、「名画座かんぺ」発行人・「古書往来座」店員 のむみちさんと、歌うスタンダップコミック寒空はだかさんによる掛け合い。ランチを召し上がりながらお気軽にお楽しみください!
※トークショーは入場券でご覧いただけます。
※予定は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

Profile

のむみち

のむみち 池袋古書往来座店員。2009年、店のお客様の薦めで、旧作邦画を新文芸坐で観たことを機に映活(映画鑑賞活動の略)スタート。2012年1月、都内名画座6館(銀座シネパトス閉館後の現在は5館)のひと月分の上映スケジュールを一覧にしたフリーペーパー『名画座かんぺ』を発行。ラジオなどで取り上げられ話題に。好きなジャンルは昭和30年代の邦画(現代もの)。自他共に認める飯田蝶子ファン。

寒空はだか

寒空はだか 名前に似合わぬスマートで、胃にもたれない芸風の漫談家。1950?60年代の日本映画観賞に血道をあげ、暇さえあれば、名画座の暗がりにいる。好きなジャンルは、コメディとサスペンス、バックステージもの。スクリーンの片隅に残された手がかりをもとに、50年前のロケ地を探しに行くのも楽しみ。

愛の讃歌

上映開始 13:30 [1967年・松竹・カラー・シネマスコープ・94分]

原作:M・パニョール
脚本・監督:山田洋次
製作:脇田茂
出演:倍賞千恵子、中山仁、伴淳三郎、有島一郎、千秋実、渡辺篤、小沢昭一

愛の讃歌
ストーリー

フランスの劇作家、マルセル・パニョールの「ファニー」を翻案した作品。舞台はマルセイユから瀬戸内海の小さな島に置き換えられ、その豊かな自然を背景に、若い男女の恋の行方が綴られている。
平凡な恋、平凡な人の営みのなかにこそ、本当の喜びや悲しみがある―。そこには、この翌々年から「寅さん」シリーズを生み出していく山田洋次監督らしい姿勢が一貫していると言えよう。

華岡青洲の妻

上映開始 15:20 [1967年・大映(京都)・モノクロ・シネマスコープ・99分]

原作:有吉佐和子
脚色:新藤兼人
監督:増村保造
出演:市川雷蔵、若尾文子、高峰秀子、渡辺美佐子、浪花千栄子

華岡青洲の妻
ストーリー

有吉佐和子の同名原作を、新藤兼人の脚本を得て増村保造が映画化した作品。日本発の麻酔薬の開発者として名高い、紀州の医師華岡青洲をめぐる母と妻の葛藤を中心に描いている。増村保造はこの映画化に熱心で、企画会議で永田雅一社長に訴えて製作許可を得た。増村自身は、女の戦いを利用しつつ薬を完成させた華岡青洲に魅力を感じていたらしい。「キネマ旬報」ベストテン第5位。

主催:株式会社まちづくり三鷹/三鷹コミュニティシネマを夢見る会/文化庁/東京国立近代美術館フィルムセンター
後援:三鷹市/三鷹商工会
協賛:株式会社衛星劇場/株式会社文伸
協力:株式会社オーエムシー