上映作品内容

三鷹コミュニティシネマ 35mmフィルム ワンコイン上映会~平成30年度優秀映画鑑賞推進事業~ 「懐かしの喜劇映画特集」10月8日(月・祝)

平成22年から市民有志との協働で行っている三鷹コミュニティシネマ。今年は、戦後の昭和日本を笑いの渦に包んだ喜劇映画の代表作を平成最後の秋に上映します。

上映日時

10月8日(月・祝)
本日休診』 開場時間10:10 上映開始10:30 終了予定12:10 

駅前旅館』 開場時間13:10 上映開始13:30 終了予定15:20

喜劇・女は男のふるさとヨ』 開場時間15:30 上映開始15:50 終了予定17:20

チケット料金(税込み)

1作品 1人 500円(税込み)(当日券のみ・各回入替制)

※会場は常設映画館とは音質・画質が違います。
※すべてモノラル上映となります。
※座席はパイプ椅子です。
※上映中は、会場後方から映写機の駆動音がします。

10月8日(月・祝)
『本日休診』

開場時間10:10
上映開始10:30
終了予定12:10

本日休診
ストーリー

井伏鱒二の同名小説と「遥拝隊長」の二つの短編をもとに、ベテランの斎藤良輔がシナリオを書いた風俗喜劇。ある町の老医師・三雲八春は、院長を甥の伍助に譲って一年目。今日は本日休診の札を掲げて、院長を始め看護婦たちを慰安旅行に出してやった。そんな居残りの彼のもとに、次から次へと突飛な事件が舞い込んでくる。新人・三国連太郎が演じた、戦地で頭に負傷したことから発作的に軍隊時代に逆戻りする青年の姿は、見るものに強い印象を残す。監督の渋谷実は、松竹で成瀬巳喜男や五所平之助らの助監督を務め、戦後獅子文六原作の風俗喜劇で監督としての地位を確立、『現代人』(1952)など社会派ドラマでも知られる。ドライな感覚に鋭い風刺を盛り込んだ作風は、この群像喜劇にも存分に活かされている

[スタッフ]
原作:井伏鱒二 脚色:斎藤良輔 監督:渋谷実 製作:山本武 撮影:長岡博之 照明:小泉喜代司 録音:大村三郎 音楽:吉沢博、奥村一 美術:浜田辰雄

[出  演]
柳永二郎、鶴田浩二、淡島千景、角梨枝子、佐田啓二、三国連太郎、岸恵子

[1952年・松竹(大船)・モノクロ・スタンダード・97分・35mm]

10月8日(月・祝)
『駅前旅館』

開場時間13:10
上映開始13:30
終了予定15:20

駅前旅館
ストーリー

「新潮」に掲載された井伏鱒二の小説を、戦前からのベテランであり、とりわけ文芸作品の映画化に定評のある豊田四郎監督がまとめた「駅前シリーズ」(1958~69)の第1作。「社長シリーズ」と並んで東宝の興行の大黒柱となった「駅前シリーズ」は、1969年の『駅前桟橋』まで計24本が製作された。内容は、東京上野駅前の旅館街を舞台にした風俗劇で、正義感に燃えて駅前の浄化運動に取り組む旅館の番頭に森繁久弥、ライバル旅館の番頭に伴淳三郎、近所の小料理屋の女主人には淡島千景という芸達者を配し、文学的な味わいよりはむしろ個性の強い俳優たちの存在感を前面に出している。森繁にとって、豊田監督は『夫婦善哉』(1955)、『猫と庄造と二人のをんな』(1956)、『珍品堂主人』(1960)から『恍惚の人』(1973)に至るまで、そのアクの強い演技をもっともよく引き出した監督であった。

[スタッフ]
原作:井伏鱒二 脚本:八住利雄 監督:豊田四郎 製作:佐藤一郎 撮影:安本淳 照明:石川緑郎 録音:渡会伸 音楽:團伊玖磨 美術:松山祟

[出  演]
森繁久弥、フランキー堺、伴淳三郎、淡島千景、森川信、草笛光子、淡路恵子

[1958年・東京映画・カラー・シネマスコープ・109分・35mm]

10月8日(月・祝)
『喜劇・女は男のふるさとヨ』

開場時間15:30
上映開始15:50
終了予定17:20

喜劇・女は男のふるさとヨ
ストーリー

松竹の喜劇「女シリーズ」の第1作。東京新宿でストリッパーを斡旋する芸能事務所には、身寄りがなく、貧しいけれども逞しいダンサーたちが、人情に厚い経営者夫婦の「家族」として住んでいた。ふとしたトラブルから旅回りを決意したダンサーと、彼女を真面目に慕うひとりのファンが、改造した自動車で日本列島を南へと向かう。この作品を演出した森崎東は、庶民の生活からにじみ出る人間臭いエネルギーを笑いとともに描くことに優れた監督で、この映画の脚本は、松竹大船撮影所の先輩である山田洋次と組んで執筆した。このシリーズは、逆境にめげない逞しい女性像と不器用な生き方しかできない男性たちを対比させながら、こうした新しい「家族」の形を示すことで松竹ホームドラマの伝統を引き継いだとも言えるだろう。この映画のヒットに続いて『喜劇・女生きてます』(1971)や『喜劇・女売り出します』(1972)などの力作を送り出している。

[スタッフ]
原作:藤原審爾 脚本:山田洋次 脚本・監督:森崎東 製作:小角恒雄 撮影:吉川憲一 照明:津吹正 録音:小林英男 音楽:山本直純 美術:梅田千代夫

[出  演]
森繁久弥、中村メイコ、倍賞美津子、緑魔子、河原崎長一郎、花沢徳衛、伴淳三郎、佐藤蛾次郎

[1971年・松竹・カラー・シネマスコープ・90分・35mm]

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